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ジャズで効果抜群!なメトロノームの使い方

この記事は「ジャズで効果抜群!なメトロノームの使い方」について解説しています。ドラムだけでなく、全楽器対象です。

様々な場所でメトロノームを鳴らしますが、追いかけるというより正確なコンピングの上で「一緒にセッションしている感覚」がポイントです。

正確性ももちろん大切ですが「気持ち良い場所」でメトロノームを聴く事もリズム強化につながります。

イーブンな鳴らし方の動画はコチラ↓

目次

2,4拍に鳴らす

最もポピュラーな鳴らし方です。
ジャズを初めて、まず2,4拍のビートを意識する方法としても広く使われます。

※譜面の上段がメトロノームの位置です。

まずはこの鳴らし方に慣れましょう!

2,4拍を意識しすぎて、強調しすぎると逆に重たくなってしまうので注意です!
音色がルーズでも軽快さが失われやすいです。

1,2,3,4拍のみ

それぞれの拍を1通ずつ鳴らして聴きます。

  • 1拍目は小節頭を強く感じる練習に。
  • 2拍目はそのまま2拍目を強く感じる練習に。
  • 4拍目は小節の終わりを感じる練習に。

3拍目は他の鳴らし方と比べて違和感があるかもしれません
しかし、そのまま半分で取るとハーフテンポのの2,4拍になるので切り替えの練習にもいいです。

3連符の3個目

3連符の3個目にメトロノームが来る様に聴きます。

ポイントは裏から表へかけて推進力が出る様にイメージしてみましょう。

3連裏で止まると盆踊りっぽくなりやすいです。逆に3連符が重く聴こえます。

3連裏で伸びるように聴くと、裏拍から押し出している感覚が強くなり、推進力が出ます。

全てのドラマーのレガートが当てはまるわけでは無いですが、Elvin Jonesは常に裏拍から大きく飛んでいるイメージがありますね。

日本ではポピュラーな練習方法ではあるのですが、実はジャズの本場アメリカではあまり行われていない方法の様です。

2,4拍のウラ

2.4のハイハットからすぐに跳躍する様にメトロノームが来ます。

小節の始まりから発音まで距離がある事から、裏の鳴らし方でも取り組みやすい聴き方です。

4拍目裏にもメトロノームが来る事で、次の小節への進行感が感じ易いです。

1,3拍のウラ

1.3うらの跳躍後に2.4のハットが来るので、より2.4拍を意識せざるを得なくなります。

2.4裏と比べて初めは聴き難いかと思いますが、2,4拍の強化にオススメです。

全て

ずっとシンコペーションをしているフィールを強く感じられます。
各拍の3連符の正確性が求められます。

2.4拍のハットが希薄になりやすいので、いつの間にか見失わない様に気をつけたい所ですが、逆に2.4のハットを踏まないモダンなアプローチを正確に練習するには効果的です。

3連の2個目

オモテ拍から距離が短いので取り難いですが、より三連符を正確に感じる練習として効果的です。

テンポはミディアム以下が練習しやすい&効果が実感できやすいです。

2拍3連

2拍3連のフィール感じることは

  • 3連の入る場所の網羅
  • アフロキューバンのフィール
  • 3拍子への移行

など様々な可能性につながります。

拍頭から始まる2拍3連はアフロキューバンのフィールを感じやすいです。

ウラから始まる2拍3連(3連の2個目から)はオモテに比べ、シンコペーション、推進力が感じやすいです。

2種類の始まり方が出来れば、3連符が入る場所を網羅できてしまいますね。

小節単位

各小節の頭だけ鳴らしてみましょう。

1小節、2小節、3小節、4小節…と小節数が大きくなるほど音符をどれだけ感じられているのかが求められます。

  • 速いテンポでは頭だけ鳴らすことで、小節を大きく取るトレーニングに。
  • 遅いテンポで小節数を多く取るのは、広いタイム感を養うトレーニングに。

ズレてしまってもそこから修正する感覚が大切です。
難しく感じますが、アンサンブルを想定して行うとより効果的です。

1.5拍 / 3拍ずつで鳴らす

リズムの正確さも求められますが、よりアンサンブル的に活用できます。
4/4の上ではシンコペーションが続きます。

1.5拍では3小節で頭にメトロノームが戻ってきますが、4小節のフォームで進行する場合は12小節行ってようやく曲の頭に戻ってきます。
ブルースでは小節数がぴったり納まりますね。3拍も同じ事が言えます。

ミディアムでは1.5拍、ファストでは3拍が練習しやすいです。

まとめ

様々な鳴らし方がありますが、あくまでも「アンサンブルを想定した」聴き方をするのが効果的です。

メトロノームを楽しく活用して上手くなってしまいましょう!

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